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2009年08月28日

家庭用のオゾン発生器に注意

「家庭用オゾン発生器」を使ったユーザーで健康被害が相次いでいると報道されています。

2009-8-27付けで国民生活センターでは「家庭用オゾン発生器の安全性」について公開しています。

同センターに5年間で410件の相談が寄せられ、うち13件では、健康被害をもたらしたとのことです。

また「利用したら気分が悪くなった」「オゾンガスが体によくないとの情報があり不安」など、安全性に関するものが67件みられたとのことです。

オゾンは、化学式O3で示されるガスですが、酸素よりも一つ多い活性な酸素を持っているために強力な酸化力を持ち、殺菌、脱臭等の作用があるため、業務用では、浄水場をはじめ、幅広い分野で利用されています。

特殊電極に高電圧をかけ空気中で放電させることで比較的簡単にオゾナイザー(オゾン発生器)が作成できます。

オゾナイザーに乾燥空気を送るとオゾンが得られます。

最近では、「室内等の除菌、脱臭」「インフルエンザウイルスの予防効果」といった効能をうたった家庭用のオゾンナイザーも販売されています。

オゾンが殺菌効果があるのは、細菌等の細胞膜を酸化し、破壊することで細菌を死滅させるわけですが、人体もオゾンに曝露されて同様のダメージを受けることになります。

オゾンは、二酸化塩素(ClO2)や二酸化窒素(NO2)などと同じ強力な酸化作用で殺菌、脱臭等の作用を有するわけです。

人体には、光化学オキシダントなどと同じような酸化による害が懸念されます。

オゾン下で曝露されると独特の青臭いような刺激を感じ、目がショボショボするような状態になります。

本来、オゾナイザーを使うのであれば、人がオゾンを吸い込んだりしない環境で用いることが原則ではないかと思われます。

また一定量以上のオゾンを浴びると、目の粘膜が刺激を受けると共にぜんそくや呼吸困難などの急性症状が表れ、老人、子供、病人などでは極めて危険性が高くなります。

0.06ppmというオキシダント濃度が一応、この濃度未満では慢性肺疾病患者への影響はないだろうと判断されているオキシダントの環境基準の濃度レベルですが、この濃度でもゴムなどについては、ひび割れるなどの問題を発生する場合があります。

同じオゾナイザーの動作条件でも湿度影響により発生量が変化すると思われます。

シリカゲルなどの吸湿剤が空気取り込み側に配置されていてもすぐにこれらの吸湿剤は飽和になり除湿効果がなくなります。

そうするとオゾンの発生レベルは低くなります。

人体への害も少なくはなりますが、オゾナイザーとしての効果も低くなります。

同センターでは、使用時に周囲のオゾンが高濃度にならないか等のテストをしたとのことですが、試験条件で、室内環境基準や労働環境における許容濃度の0.1ppmを超えて危険な濃度となる商品もあったとのことです。

同センターでは、以下のように結論付けています。

使用方法によっては危険なオゾン濃度となるものがあり、また、オゾン発生量等の表示を見ても専門知識のない消費者が安全に使用することは難しいと考えられた。

オゾナイザーの室内環境での使用には、注意が必要です。

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投稿者 analyst on 2009年08月28日 16:36

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