ハリセンボンのはるかさんが肺結核で入院
吉本興業グループの株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属の女性お笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪はるかさんが肺結核のため入院したことが報道されています。
同社から「ファンの皆様へ」と題した以下のメッセージが発表されています。
『この度、弊社所属タレントのハリセンボン・箕輪はるか(29)が、肺結核に罹患したことが判明いたしました。
現在入院中で約2か月休養いたします。
(以降略)……』
さて、この結核ですが、結核菌によっておこる慢性および急性の感染症です。
肺以外の組織にも感染しますが、最初に感染するのは肺で、発病するのも肺がいちばん多い感染症です。
結核は、過去には不死の病または、難治の病とされてきた時代もありましたがとくに1950年までは、死因の第1位を占めていましたが、1997年には22位となり、とくに若年層の死亡率が減少してきています。
これは、抗生物質などの各種の抗結核薬が開発され投薬されるようになったことと結核対策がすすめられてきたためと見られています。
また結核については、我が国では、「結核予防法」という法律によって、医師が新しく患者を結核と診断したら、保健所に届け出することが義務づけられています。
またこれを受けて保健所では結核患者を登録し、ほかへの感染予防や患者の生活指導などの結核対策を行うように定められています。
1997年には、結核の患者数、罹患率ともに増加傾向に転じて結核が復活の兆しがあります。
結核というと直ちにツベルクリン検査とBCGワクチン接種を連想します。
BCGワクチン接種の方は、1994年の結核予防法の改正によって努力義務になっています。
最近では、年間、約25,000人が結核と診断され登録されており、日本では、最大の感染症との位置づけにあります。
今回の箕輪はるかさんの件で、2008年12月1日~2009年4月3日の期間で、吉本興業グループの劇場、その他のライブ会場、テレビ番組収録スタジオなどでの感染についての注意が喚起されています。
結核は、患者の咳(せき)や、くしゃみ、痰(たん)、唾液(だえき)とともに結核菌が空気中にまきちらされて感染するためです。
とくに免疫力が低下していると感染のリスクが増大します。
初期には無症状のためかなり進行しないと分からないため注意が必要です。
結核が進行してくると発熱、疲労、寝汗、食欲不振、体重減少の症状がみられ、さらに咳や胸痛、血のまじった痰など呼吸器の障害もあらわれてきます。
風邪と思って放置していると油断大敵です。
あれと思ったら医者の診察を受けることが一番です。