レーシック手術には、医者選びが肝心
先月、東京都中央区の眼科で近視を矯正するレーシック手術を受けた患者73人が角膜炎などを発症した事件が大きく報道されました。
この原因は、保健所の調査で医療器具の滅菌不足が原因と発表されていました。
日本眼科学会のガイドラインでは、レーシック手術を行うには、眼科専門医に認定される必要があるにもかかわらず、ひどいことに、この眼科の院長は専門医ではなく、今年1月に医療器具の滅菌装置を交換するまで、一度も点検していなかったとのことでした。
その院長が実質経営していたと見られる別の東京・池袋のクリニックで、約1カ月にわたり、保健所に無届けで診療行為を行っていた疑いがあることが分かったと3月13日に報道されています。
クリニックの開設者は、別の医師ながらその医師の勤務実態はほとんどなく、手術は問題の院長が1人で手がけていたというもの。
また、このクリニックで手術を受けた患者のうち、少なくとも2人に健康被害があったことも判明したとのことだ。
レーシック手術とは、そもそもレーザー光線を当てて目の角膜を削り、近視の視力を矯正させる事が出来る手術になります。
この手術については、手術後の回復が早く、手術時間が片方の眼で約10秒程度と短時間で、痛みを感じる事が少ないなどのメリットから手軽に手術を受ける人気の近視の矯正法になってきています。
だが患者の人気に乗じてこの医師のように(手術設備等の投資を早く回収したいことがあったのかよく分からないが)、お金儲け主義に走り、角膜炎などの感染リスクを持った雑な手術をする医師が出てきます。
この眼科での感染症の集団発生は、オートクレーブなどの滅菌装置等の施設のメンテナンスが不備であったため眼球などを固定する器具の滅菌が不十分になり、さらには、手術室に手洗い場すらなかったということでことで発生するべくして発生してしまった医療事故と思われます。
患者側としては、リスクを負わないためには、眼科専門医としての資格を確認した上で、過去に何例のレーシック手術をこなしており、成功率何%という実績をよく調べてから慎重に眼科医を選びたいものだ。
br>