名古屋国際女子マラソン/注目の高橋選手と半月板の手術
本日(3/9)開催された北京五輪マラソン代表の最終選考会となる名古屋国際女子マラソンは、初マラソンの中村友梨香(天満屋)選手が優勝した。
一方、シドニー五輪金メダルの注目の高橋尚子選手は、9キロ手前で何らかの故障が発生したかの様子で失速した。
高橋選手は、2時間44分18秒で27位に終わり、順位もタイムも自己ワーストで2大会ぶりの五輪代表は、絶たれた結果となった。
前日の8日に「ハプニングは山ほど。また試合が終わったら(言います)」との意味深発言で何か問題があるのかと懸念されていた。
高橋選手は、レース後に記者会見し、昨年8月に、米国で右ひざの半月板の一部を切除する手術を受けていたことを明らかにした。「野球の松井選手や金本選手と同じ手術」と語り、「メスを入れることで実力が再び出せるか不安だったが、手術しないと練習できない。十分な練習もできないまま本番を迎え、スピードについていけなかった」と淡々と語った。
半月板は、膝のクッションの役割を果たしている軟骨。この半月板が損傷すると膝の内部の表面がなめらかな状態でなくなるために、痛みやひっかかりが生じたり、また、水(関節液)がたまったりという状態になります。
大分トリニータへレンタル移籍したサッカーの家長選手が痛めたのが前十字靭帯断裂。
前十字靭帯損傷は、膝をひねる時に傷むことがよくあることが知られています。テニスのスウィングやサッカーのキックの際に痛めたりします。前十字靭帯損傷が半月板損傷の原因になっている場合も多いとされています。
高橋選手が受けた治療は、半月板切除とのことで、関節内視鏡を使った切開になります。
1月から練習を開始したとのことで、失速しての厳しい走りだったと思いますが、ファンの高橋選手に対する声援が極めて暖かいものであったように思います。
引退について、高橋選手は、きっぱりと否定した。「手術後、ようやく走れるところまで回復した。もう少しやらせてください」とのこと。
マラソンの途中、脚の痛みもあったのか脚に水を掛けながら走っている姿が気になったが、一度は、世界の頂点を極めた選手だが、再び、頂点に向けてチャレンジを続けてくれることを願っている。