多量のビタミンCで白内障予防に効果
1日のビタミンC摂取量が多い人ほど、老人性白内障の発症リスクが低いことが報告された。厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター部長)の大規模疫学調査での結果によるもの。
白内障は、水晶体という眼のレンズに含まれているたんぱく質の透明度が下がり濁った状態をいい、活性酸素による水晶体の酸化が原因と考えられています。また特に、喫煙が発症の大きなリスクとなることが知られています。
白内障自体の原因には、加齢(血清カルシウムの低下)、遺伝的要因、糖尿病、風疹などのウイルス感染、副腎皮質ステロイド薬の長期使用、水晶体の炎症、紫外線への過度の露出、外傷などがあげられています。
老人性白内障の患者は、全国で200万人から300万人と言われています。
老人性白内障の治療は、計画的嚢外法や超音波乳化吸引法などの手術によります。
一方、カロテノイド、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分を豊富に含む果物を食べることが老人性白内障の予防に有効と考えられています。
すでに米国、イタリアなどの研究では、白内障とビタミンCの摂取についての幾つかの疫学調査によって、ビタミンCとカロテノイドの摂取が白内障のリスクを下げると報告されています。
ただし、日本人を対象としてのビタミンCの摂取と老人性白内障との関係の大規模な疫学的な調査ははじめてのこと。
岩手、秋田、長野、沖縄の4県に住む45~64歳で、白内障の診断・治療歴のある人や、サプリメントでビタミンCを取っている人を除く3万5000人を、5年間追跡調査したもの。
調査では、食生活からビタミンCの摂取量の多い順に5グループに分け、白内障発症率を調べたもの。
「5グループのうち、最も摂取量の多いグループは、日本人の平均の約2倍、1日にレモン3~4個分に相当するビタミンCを食事から摂取しており、最も摂取量の少ないグループ(平均の半分程度)と比べると、白内障の発症率は、白内障の発症率は男性で35%、女性で40%低かった。」
と報道されています。
サプリメントをなぜ外したのかサイエンティストならば、その有効性をも是非とも検証して欲しかったところで残念な発表。
従来からの定説がわが国でも裏付けられた形。
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