愛知県での鳥インフルエンザはH7N6型
農水省の3月1日の発表によると愛知県のウズラから検出された弱毒性のウイルスは、「H7N6型」であることが確定したとのこと。
農水省によると 2月27日の時点において、弱毒タイプのH7型亜種として報告されていたウイルスを、動物衛生研究所で精密に検査した結果、H7N6型と判明したとのことである。
愛知県によると、2月18日、県内のウズラ農家3カ所を対象に実施した定期検査で、この農場のウズラ10羽の血清を調べた結果、うち2羽から「H7亜型」の抗体の陽性反応が25日に検出されたというもの。県は、さらに30羽の血清を検査し、5羽から陽性反応が確認された。
2月27日には、大正14年(1925年)の発生例から84年ぶりにH7亜種のインフルエンザウイルスが分離されたとされていたが、84年前の型は、H7N7型だったので、H7N6型となるとこれは、国内ではじめてということになる。
県と農水省によるインフルエンザウイルスの感染経路の調査が開始されるともに、農場で飼育されている26万羽の処分と飼育場の消毒が実施された。
周辺農場の鶏も出荷が停止されているとのことだが、ただ感染した鳥の肉や卵を食べても、人が感染する可能性は低いため、出荷済み食品の回収は行われていない。
農場でウズラが死んでいないことから感染力の弱い弱毒性とみられ、専門家の意見では、感染拡大の可能性は小さいとの見通しのようだ。
今回確認されたH7N6型ウイルスは、スロバキア、モンゴル、オーストラリアで野鳥や家禽(かきん)で検出されているとのこと。
ただインフルエンザウイルスは、変異を重ねていくと毒性が強くなっていくので、いま毒性が弱かったとしても十分なウオッチングが必要だ。
現場の周辺環境を調査し、侵入防止ネットが破れているなどの状況で野鳥が農場に入り込む可能性がないかといった感染経路が詳細に調査されるようだ。
ただ単純に野鳥から家禽(かきん)への感染だと分かり易いが、野鳥の糞などを介しての昆虫や鼠などがその間に介在していると実態はなかなか複雑にも思われる。
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