やせ薬の「マジンドール」
TVのニュースで『東京の「メディカルサロン」グループで肥満治療に使われる向精神薬「マジンドール」を無資格のスタッフが処方との医師法違反容疑で、グループ代表の医師と、「六本木メディカルサロン」店長の両容疑者を逮捕した。』との報道がありました。
このマジンドールを主成分とする薬は、サノレックス(ノバルティス、主成分マジンドール、薬価0.5mg錠 = 212.5円)という薬です。
このメディカルサロン代表の44歳の医師は、自らの監修するホームページ(HP)で、向精神薬の「マジンドール」を使ったダイエット法を「簡単」と推奨し、ダイエット法についての著書も20冊を越えていたようです。
マジンドールを使ったダイエット法について「体重はあっけなく減ってくるのです。5~10キロのダイエットなら簡単。30キロ以上の大減量に成功した人も大勢います」と紹介していたようです。
「マジンドール」を主成分としたサノレックスは、脳の食欲をコントロールする部位(摂食中枢)の働きを抑制し、食欲に関する生理的反応を抑制する作用をもっています。
サノレックスは、脳内のド-パミンという物質の作用を調整する働きがあります。
このサノレックスは、食欲の減退効果が知られていたアンフェタミン類という覚せい剤をヒントとして開発された薬品になります。
サノレックスは、構造がアンフェタミン類とは異なることから、覚せい剤のような作用は、出にくいとされています。
しかしながら脳の働きを抑制する作用自体が、幾つかのリスクをはらんでいます。
従ってサノレックスは、肥満の病的な状態を除いては、一般的には、医師の処方には、用いられない薬とされています。
副作用として、依存症(:すなわち、この薬から抜けられなくなる習慣性があるとされています)や肺高血圧症があるとされています。
こちらが製薬会社のこの薬(サノレックス)に関する情報が掲載されているサイトです。
薬に頼って楽にやせようとするのは、代償が大きいと思われます。
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