睡眠時無呼吸症候群
春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜來風雨聲
花落知多少
(孟浩然「春曉」)
「朝が何時までも眠い」こんな季節になってきました。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に上気道狭窄が原因で10秒以上「無呼吸」を呈することを睡眠時無呼吸と定義し、この睡眠時無呼吸が平均5回/時間以上起こるものまたは7時間の睡眠中に30回以上起こるものを睡眠時無呼吸症候群と呼びます。
またこれを英語ではSleep Apnea Syndrome(SAS)と書きます。
睡眠による上気道閉塞は、体幹筋が弛緩し、臥位のために上気道壁の南部組織が重力の影響により沈下し、軟口蓋や舌根が咽頭の後壁に落ち込むことで生じます。
また口をあけると下顎とともに舌根沈下が起こり、さらに狭窄が助長されると言われています。この狭窄に打ち勝って呼吸するのがいびきとされています。
無呼吸後、換気の改善のため激しいいびきを伴うことが多いとされています。
睡眠時無呼吸症候群の患者は、覚醒時にも潜在的上気道狭窄があるとされ、その原因として、成人の場合には、鼻腔・副鼻腔疾患、口峡形態異常、高度の肥満、また幼児の場合には、アデノイドがあります。
とくに肥満者に多い原因は、上気道狭窄が重力の影響で亢進されることによると推測されています。
また「無呼吸=息が出来ない」ので死んでしまうのではないか?と隣で寝ている人は心配しがちですが、実は、この無呼吸自体で、死んでしまうことはないとされています。
だが私の経験では、会社の慰安旅行で睡眠中に心不全で突然死された方がいましたが、周りの人の話によるとその人は、睡眠時無呼吸症候群の症状を呈していて突然に高いびきをかいだりということだったとのことでした。
睡眠時無呼吸症候群が問題となるのは、それによって体に負荷がかかり生活習慣病(高血圧や心疾患など)を呼び込んでしまうこと。
そして、睡眠不足がひびいて、昼間の過度の眠気による事故(交通事故、労災事故)に関係するため、当人だけでなく社会的にも問題となることが多いため、適切な治療を早く受けることが必要です。
睡眠時無呼吸症候群は、特殊な疾患ではなく、有病率は人口の4%と言われており、日本には200万人いると言われています。
しかし、なかなか気がつきにくい、いびきをかく程度で受診するなんて恥ずかしいと言う理由などで、まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状です。治療は、重症度によって異なり、経鼻持続気道陽圧療法、口腔内装具の使用、口蓋水軟口蓋咽頭形成術などが行われています。
医者では、睡眠時の呼吸についてモニタリングし、記録する装置を貸出してくれます。
警察庁の調査によると、自動車運転免許所有者の8%近くが、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるということです。あなたは、居眠り運転をしたり、しそうになったことがありますか?
私の場合には、運転時には緊張し、先ず居眠り運転をしかけたという経験はありません。
Yahooリサーチの調査によると約7割強の人が居眠り運転をしたかまたは、しかけた経験があるそうです。
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